日本の大企業は、国の会計年度に合わせ、また、総会屋対策や他社との比較のため大半が3月決算を採用している。このため株主総会も6月に集中し、新聞紙上等でも目にした人は多くいたと思います。総会における会社の事業報告・決算報告も多くはナレーションを採用する会社が大半となった。社長が読むには大変読みづらいこともこれを後押ししている。1,234,567百万円」を素直に、「1兆2,345億6千7百万円」と読める人は少ないのではと思う。「,」の位置が普段口にする数字と違うからうまく読めないのである。もしも、これを「1,2345,6700万円」と4桁ごとに「,」を付ければ「,」のつど、「兆、億、万」と発音すればよい。欧米化したことの欠点ともいえる。
日本では、巷にも和製英語がはびこり、英語だと思い込んでいた言葉が日本人にしか通用しないといったことも珍しくない。日本人の器用さ、頭の良さ故、外来語から外来語風日本語を作り出してしまうようだ。ゴルフの世界でも、スコアを数える時、ワンアンダー、ツーアンダー、・・・、テンアンダー、じゅういちアンダー、じゅうにアンダー・・・と日本人の発音しやすいように表現してしまう。さらにフェアウェーでは、残り120ヤードといいながら、グリーン上では「のぼり3メーターのスライスライン」「カップ手前50センチ」等と表現するのが通例である。日本人の適応力の高さ(主体性のなさ?)から来るものなのか・・?2011年07月05日