第一弾は「相続財産の確認」です。
被相続人→故人 相続人→相続をする人(配偶者・子供等)
被相続人の資産・負債を可能な限り正確に把握することが相続において基本であり最も重要な事項になります。
相続税の税務調査における指摘事項で最も多い事項が「相続財産の漏れ」であるようです。
また、遺産分割後に財産が見つかった場合、相続人間での争いの種にもなり得ます。
具体的には以下の流れで進めるのが基本となります。
①被相続人が作成した、遺言書や財産目録等がないか探す。
②被相続人が保管している書類・メール等から資産・負債の手がかりを探す。
③ ①,②で得た情報をもとに各機関に問い合わせ、資産・負債に関する書類を得る。
上記が基本になりますが、最近では書面のやり取りのない取引が主流になりつつ有り、把握が難しくなっています。
また、建物や車はもちろん宝石等の貴金属や着物・骨董品等、市場価値のあるものは相続財産となります。
相続人においては、被相続人が生きてるうちに、資産・負債の状況を聞いておくこと、
被相続人においては、亡くなる前に相続人のために遺言書や財産目録を作成することが大切になります。
一時期「終活」という言葉をメディア等で多く聞きましたが、被相続人が相続人に苦労をかけないため、非常に意味のある準備になります。
自分の死後のことはあまり考えたくないですが、できるだけ早い準備が肝要になります。
山下寛太
- Posted by 2022年04月22日 (金) | コメント(0)
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