インボイス制度が開始してから早1年となりました。
様々な特例により、中小企業では特に消費税に係る経理事務が複雑になったと感じております。
請求書の送付方法としては、現在でも紙請求書の郵送が主流であると思います。
最近では10月の郵便料金値上げを期に、メールでのPDF請求書の送付に切り替える企業の割合が増えていくのかなと感じています。
そんな中、今後普及が見込まれるPeppolインボイスの概要について解説したいと思います。
Peppolとは、請求書などを電子的にやり取りする際の規格や方法などを定めた国際的なルールのことであり、請求書の送受信はPeppolネットワークを介して電子的に行われることとなります。
送信側・受信側の体制が整えば、現在でも利用することが可能となっています。
Peppolを使用するメリットの内一番大きな点としては、請求書の電子的な規格が国内・海外で統一されることによる自動化が普及することであると言われています。
現在の紙請求書・PDF請求書は、各社が利用しているシステムなどにより様々な形式・様式のものが混在しているため、受領→仕訳の自動化が難しくなっています。
そこで、各社がPeppolという統一的な規格を用いることで、発行会社のシステムに関係なく、受領する請求書の(電子的な)形式が同一のものになるため、システムによる受領→仕訳の自動化が行いやすくなるようです。
多くの会社では、請求書の受領に係る会計処理は毎月大きな割合を占めています。
早々にPeppolインボイスが普及し、経理事務の負担が軽減されることを願っています。
請求書/インボイス/電子インボイス/Peppolインボイス
山下
- Posted by 2024年10月28日 (月) | コメント(0)
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