静岡県と浜松市が、浜松市沿岸域で整備を進めている
防潮堤建設工事について、視察に行ってきました。
工事対象区間は、浜名湖の今切口東岸から
天竜川河口西岸までのおよそ17kmですが、
本年度(25年度)中には、
米津町から篠原町までの5kmがはやくも完成とのことで、
作業はスピーディに進められているようです。
津波の大きな波力に対応するため、
セメントを混合した土砂を用いる
CSG(Cemented Sand and Gravel)工法が、
この防潮堤の最大の特徴で、CSG工法が
ここ浜松で、新たな施工技術として開発され、
全国に発信されていることを初めて知りました。
防潮堤の高さは標高13m。
対する地震被害の想定津波高は最大14.9mなので、
津波が防潮堤を超えるリスクも残りますが、
その場合も、防潮堤により
周辺宅地の浸水面積は7割が低減され、
減災効果はぐっと高まるとのことです。
地元企業の多額な寄付が話題となっていますが、
われわれ一般市民でも、同じように、
この事業に寄付をし、参加することができます。
寄付といえば、
法人の場合、寄付金相当額が損金扱いになる、
個人の場合、寄付金額のうち、一定限度額は申告することで、
住民税・所得税の還付や控除の対象となることを、
税理士として申し添えておきます。
ふるさと納税が全国的に話題ではありますが、
浜松にゆかりのある方は、今年はぜひ「防潮堤寄付」で
地元の事業、未来を応援してはいかがでしょうか。
寄付の具体的な内容について
知りたい方は以下をご紹介します。
浜松市津波対策事業基金への寄付
浜松商工会議所 総務管理課 TEL053-452-1111
http://www.hamamatsu-cci.or.jp/news/show/360
監査課 石巻
- Posted by 2014年10月31日 (金) |
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