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田中会計では、お客様にご協力いただき、お客様の仕事についてお話をしていただく機会を3ヶ月に1度開催しております。 | |||||||||||
本日(6月2日)は、執行官の近藤雅彦氏に来ていただき、執行官の業務についてお話をいただきました。 | |||||||||||
執行官は、公務員という身分ながら、給与ではなく、執行官事務手数料を債権者(依頼者)から受領するため、個人事業主 | |||||||||||
として所得税の確定申告を毎年行っています。 | |||||||||||
執行官の職務の代表的なものは以下のとおりです。 | |||||||||||
①動産執行・・・差押(現金を差し押さえる場合は2ヶ月分の生活費(66万円)以上ないと差押できない)、 | |||||||||||
②不動産の明渡・・・居住者の転居先も考慮する必要があるため役所と協力してすすめる | |||||||||||
③親権者との争い・・・子どもの引渡督促を行うが、子どもに危険が及ぶ可能性もあり慎重に進める必要がある | |||||||||||
④船籍証書の取り上げ・・・寄港料金等の費用も発生することから迅速な対応が必要 | |||||||||||
⑤競売物件の資料の作成及び開札(競売事務)の実施 | |||||||||||
⑥担保不動産収益執行・・・債権者の要請により債務者が収受する家賃収入を執行官の管理する口座に振込んでもらう | |||||||||||
⑦裁判所からの書類の送達事務・・・いわゆるポストマン | |||||||||||
裁判所は全国に53庁、203支部あり、全国に執行官は338名在職している。基本的に裁判所で判決が下ってもそれに従わ | |||||||||||
ない人(債務者等)に対して判決内容を執行することとなるため、怖い思いをすることもあるということであった。 | |||||||||||
裁判により判決を受けたらそれに従わなくてはならないことは当然のことだが、様々な理由からすぐに受け入れることができ | |||||||||||
ないケースも多々あり、執行官の仕事がなくなることはないのだろうと感じました。今後、欧米のように権利を主張する人たち | |||||||||||
が多くなってくれば益々執行官の仕事は増えていくのだろうと感じた次第です。 | |||||||||||
近藤先生、ありがとうございました。 | |||||||||||
監査課 平田 晴久 | |||||||||||
確定申告/法人税/会計/労務/社保 |
- Posted by 2017年06月05日 (月) |
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