思い起こすと、今から約4,50年前の将来予測で間違いだったことがいくつかある。
まずは、石油ショック、石油資源はあと数年で枯渇する、という予測があった。しかし、今では、このことにつき何も言われることはない。
当時言われていたことで、もう一つ。近い将来、地球上の人口は60億人を突破し、世界食糧危機が訪れる。これも人間の知恵で乗り越えられたのか、なんの変化もなかった。
さらに、総合商社不要論もあった。曰く、各企業が力をつけ、総合商社に頼らなくても企業の発展に影響はない。しかし、現在も総合商社は発展を遂げており、大学生の就職人気でも総合商社が上位を占めている。
今、地球温暖化が言われている。二酸化炭素の排出量が多すぎてオゾン層を破壊しているため、脱炭素化が叫ばれている。確かに温暖化による豪雨、突風といった現象も頻繁に起きている。車はすべて電動化しようと、政府も方針を定め、各メーカーがしのぎを削っている。日本では巨大なトヨタ連合(トヨタ、スズキ、マツダ、スバル、ダイハツ)が形成されようとしている。果たして、20年後どんな状況になっているのか、興味津々である。
2021年04月30日
未来予測は当たるか?
間違いだらけだった過去の予測