すべての人間に共通することは、人生は一度だけということである。どんなに立派な人でも人生が二度あることはない。常にこのことを頭の片隅において日々の生活を送っているつもりだが、ふと過去を振り返ると今日一日を何気なく過ごしてしまったという日の連続のような気がする。今日は二度となく、今この時は二度とない瞬間だから精一杯生きることが重要なことはわかっているが、怠惰な性格は今さら変えようもなく、ダラダラと過ごす時間が多い。反省はすれど、改善は遅々として進まず、人生の終盤まで来てしまった。今まで運に恵まれここまで来たが、周りの人から、「あの人と出会えて良かった。」と言われる人生を送れたら、わが人生に悔いなし、多少なりともこの世に自分が生きた証を残せるのではないかと思っている。
「人生二度なし」は常に頭の片隅にあるので、毎日の行動の中で常に思っていること、これを基準に考えようということがいくつかある。以下のようなものである。同じようなことばかりだが、なるべくこれに沿った行動を心掛けているつもりである。
<人生二度なし>
常に能力の向上に努める
信頼を裏切らない
相手(周り)の期待に応える
恩を受けた人には恩で報いる
正々堂々と生きる