当所でも数年前から年末調整が電子となり、スマホ一つで申告書の提出が行えるようになりました。
電子による年末調整を実施してみて感じた、年末調整電子化のメリットをお伝えいたします。
①漏れのない控除の適用・適正な税額計算
年末調整に関して一番多く頂く質問は、「申告書のどこに何を書いてよいか分からない」です。
税制の複雑化に伴い、紙媒体の申告書は年々煩雑となっており、申告書を取り扱う我々であっても戸惑うほどです。
しかし、年末調整の電子化で利用される多くのシステムは、アンケート形式で質問に答えていくと申告書が完成するものが多くあります。
また、基礎控除・扶養控除等の要件となる所得計算においても、給与収入金額を入力すれば自動で給与所得の金額を計算してくれるなど使いやすくなっております。
②経理担当者の入力業務の軽減
電子化以前は、各従業員から集めた紙の申告書を見ながら計算システムに入力し年末調整計算を行っていました。
電子化であれば、回収した時点でシステムへの入力は自動で完了しているため、手作業による入力はなくなります。
手入力によるミスや入力時間を圧倒的に短縮することができるので、事業者様にとっても大きなメリットとなります。
当所が提携しているTKC社では、クラウドシステム(FXシリーズ)に標準搭載されている他、他の給与計算システムであってもPXまいポータル機能を追加することで利用することが可能です。
近年、国税庁でも年調ソフトの提供を行う等、電子化に向けての取り組みを進めております。
この機に、年末調整の電子化を考えてみてはいかがでしょうか。
年末調整/電子化/申告書/所得税
山下
- Posted by 2025年11月28日 (金) |
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