参議院選挙が21日に終了した。下馬評通り、自民党の圧勝だった。原因は、野党の乱立及びアベノミクスによる経済再生への期待感であろう。しかしながら、この選挙結果とは裏腹に、共同通信社が参院選直後の22、23両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、「安倍内閣の支持率は56・2%で、前回6月調査の68・0%から11・8ポイント急落、不支持率は31・7%で、前回(16・3%)からほぼ倍増」という結果だった。また、 民主党が参院選で惨敗したことを踏まえ、野党の「再編が必要」が68・8%と「再編は必要ない」とした22・7%を大きく上回った。
今の日本の状況を見ると、野党の再編だけではなく、与党も含めた再編が必要のようだ。「小さな政府(低福祉・低負担)を志向するグループ」と「大きな政府(高福祉・高負担)を志向するグループ」との明確な区分が必要ではないか。自民党・公明党、民主党も両派が混在しているから、政策にメリハリがないばかりか、今回の選挙戦のようにTPPも原発も争点にしないまま選挙が行われ、その結果、稀に見る低い投票率(52.61%)で終わった。
長年の懸案である一票の格差の是正も大事だが、国民に分かりやすい政策を明示し、政権についた暁にはその主張する政策を大胆に進めることが日本の再生に必要だと改めて認識させられた選挙であった。
監査課 水野
会計事務所/浜松市/確定申告/決算
- Posted by 2013年07月24日 (水) | コメント(0)
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