「ふるさと納税」とは、新たに税を納めるものではなく、自分が貢献したいと思う自治体への寄付を実施することです。確定申告の際に寄附金控除を実施し、寄附した金額のうち一定額の控除を受けることにより、「ふるさと納税」が完結します(寄付金控除の計算上、寄附した金額全額の控除を受けることはできません)。
さて、「ふるさと納税」制度ですが、寄附金額に応じて謝礼として地元の特産品等を受けられるのが一般的です。この特産品等を受けた場合の経済的利益は一時所得に該当します。一時所得は「総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別控除額(最高50万円)」で計算されます。特別控除額50万円があるため通常一時所得は0となりますが、例えば保険の満期金がある場合や高額な懸賞品に当選した場合には、特別控除額50万円一時所得がプラスになります。この時、一時所得の総収入金額に「ふるさと納税」で受けた経済的利益の額を算入し忘れ、課税漏れとなることが考えられます。ご注意ください。
ふるさと納税でもらえる自治体ごとの特産品等はインターネットで閲覧できます。色々な種類の謝礼品があって目移りしてしまいます。
- Posted by 2014年07月31日 (木) | コメント(0)
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