静岡新聞の朝刊に「ニュース知っ得」という誌面があります。31日は、ドイツ自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)について書かれていました。
2015年7~9月期の決算額が17億ユーロの赤字に転落したことが、先日発表されました。原因は9月に発覚したディーゼル車の排ガス規制逃れです。世界で最大1100万台に上るリコールを16年1月から始める前に対策費として約67億ユーロ(8800億円)をあらかじめ計上したことが赤字転落の要因のようです。リコール対策費用に比べ赤字額が小さいのは9月にスズキの株式を同社側に売却した売却益が30億ユーロを超えたためとしてい
ます。また、リコール費用とは別に各国から制裁を科せられる恐れや、不正車を持つユーザーやVWの株価急落で損失を被った投資家が損害賠償を求める動きもあるようです。これらを考慮すると市場では対策費の合計が300億~780億ユーロに膨らむとの憶測が飛び交っているようです。
日本でも、旭化成建材のくい打ちデータの流用事件が横浜のマンションを皮切りに各地へ広がっております。東洋ゴムの問題も記憶に新しいところです。
少しぐらいなら良いだろうという甘い考えが不正につながり、会社の存亡を左右する大事件になることを肝に命じ、日々の業務にあたりたいとあらためて感じております。
監査課 平田 晴久
税務申告/会計/相続/税金/社会保険
- Posted by 2015年10月31日 (土) | コメント(0)
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