ご存じのとおり2019年10月1日に消費税率が10％になります。また、同時に飲食料品等については軽減税率8％が適用されます。何が軽減税率適用対象となるかは、細かいルールも数多く存在するため、特に飲食・小売業においては事前に対応が必要となります。例えば、一体資産に関する軽減税率の適用について。一体資産とは、「食品と食品以外の資産が一体として販売されているもの」と定義されています。ファーストフード店を想像してみてください。
おもちゃ付きハンバーガーセットの表示
A「ハンバーガー（250円）、ポテト（200円）、ドリンク（100円）、おもちゃ（100円）」税抜き650円
B「ハンバーガー、ポテト、ドリンク、おもちゃ」税抜き650円
セット商品の価格の内訳が表示されていると、消費税法に定められる一体資産に該当しません。そのためAについては「おもちゃ」の部分は軽減税率の適用対象とはならず消費税率は10％となります。従って、消費増税後のA、Bそれぞれの税込み金額は次のとおり計算されます。
A：（250+200+100）×1.08 ＋ 100×1.10＝704円（税込み）
B：650円×1.08＝702円（税込み）
水野隆啓
- Posted by 2019年08月27日 (火) |
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