昨年11月より、静岡県選挙管理委員を仰せつかっている。選挙管理委員会の業務は、「選挙の管理・執行」以外に「選挙に関する啓発・周知」等がある。とりわけ、選挙の投票率の向上が現下の課題である。県内で最近行われた選挙の年代別投票率は以下に示す通りである。
選挙名 | 全体 | 20代 | 30代 | 60代 | 70代 |
H21 県知事選 | 61.06% | 36.55% | 50.43% | 77.82% | 76.77% |
H21 衆院選 | 70.81% | 49.51% | 64.07% | 84.76% | 81.80% |
H22 参院選 | 57.37% | 32.61% | 47.18% | 74.38% | 73.88% |
H23 県議選 | 51.50% | 28.45% | 39.09% | 66.24% | 70.75% |
わかってはいるが、若年層の投票率が低く、老年層の投票率はかなり高い。その上、日本は少子高齢化により、老年層の人口はますます増加していく傾向にある。このことがすべてではないが、最近の政策は、老人にやさしい政策が多いような気がしてならない・・・?
不足する年金の財源に充てるため消費税率が近い将来現在の倍の10%に引き上げられようとしている。これは、消費活動の活発な若年層や中年層には大きな痛手となりそうだ。
また、この3月の大学卒の就職率は80%強である。その一方で、60歳から65歳への雇用継続制度により、老年層の働き場は希望により増加した。企業からみればこのため、若年層の採用は控えざるを得ない状況に追い込まれ、新卒の就職率の足かせになっているとも言える。
若者が投票に行って老年層を上回る投票率を上げないとこの高齢化社会の中で、ますますこの世から取り残されてしまうと感じているのは、私の取り越し苦労であろうか?
浜松市 会計事務所 税理士 相続税 経営改善 事業承継 会社設立
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