2022年01月31日
ふるさと納税してみました
悪政の最たるもの?
ふるさと納税制度が始まって以来、毎年活用する人が増加している。ふるさと納税額の3割程度の返礼品目当てに寄付(納税)する人は後をたたない。「税金を納めて返礼品がもらえるなんてとんでもない。」と思っていたが、昨年つい私も実行してみました。と言っても、返礼品をもらうことに躊躇がある私は返礼品の約6割は他の団体等に寄付(返礼品の送付場所を他の団体等を指定)しました。こう考えると、税金の使いみちをある程度私が決められると思うようになり、変な罪悪感みたいなものは以前より少なくなりました。国・地方合計ではふるさと納税額の約3割を返礼品、ふるさと納税を集めるための業者への支払い、発送業者や運送費等で合計約5割、その他役所内部のシステム運用費や人件費等を考えると、手取りは納税額の約3~4割と推測される。
ふるさと納税が増えれば増えるほど、国・地方トータルの税収は減ることとなり、ふるさと納税した人には返礼品を通して減税したこととなる。さらに関連業者には公共事業のように税金からの分配がある。ふるさと納税の効果には納付している住民税の額によって限度があり、納税額が多い人ほど大きなメリットを享受できることとなる。やっぱり悪政としか思えないが、今年も自分の欲しい物を入手するため、興味のある団体等に返礼品を寄付するため、悪政を利用することとなりそうです。