相続人のいない相続財産で国庫に入ったものが647億円と急増。遺言もなく、相続人もいない場合、その財産は国庫に入ることとなります。
最近はテレビCMでもユニセフ等の財団への遺贈(寄付)を勧誘するものが見受けられます。また、その財産をめぐり、偽造された遺言書が出てきたり、想像もしなかった特別縁故者が名乗り出てきたりします。その結果、本人が思ってもいない人が財産を引き継ぐといったことにもなりかねません。
少子化に伴い、相続人不在の方が増加しており、何もしないと関係者間でトラブルになったり国庫に入ることとなることが増えています。これを回避するため、「遺言書」を作成することが重要です。遺言書にはすべての財産の明細を書く必要もなく。「全ての財産は✕✕に遺贈する。」という文言だけでも十分です。後々のトラブル回避のために公正証書にすることが望ましいと思います。身近な会計事務所等への相談をお薦めいたします。
2023年01月23日
相続人のいない相続財産647億円が国庫へ
国庫に入る財産が急増