ゴルフ会員権には大雑把に言うと、株券のもの、保証金(元本の返還あり)のもの、加入金(元本の返還なし)のものの3通りがあります。
株券のものは、昭和30年代に発行されたものが多く、その後は預り保証金方式のものが多くなりました。現在では、加入金方式(一部保証金、一部加入金のものが多い。)が増えてきました。
しかしながら、ゴルフ会員権の売買市場では、ゴルフ会員権の価値は会員になることによって安くプレーできる権利やゴルフ場の格式等を反映した価値が売買価額とされていることがほとんどです。
ゴルフ会員権の価値はゴルフ場が増えた平成以降下がる一方で保証金の額面価額を大幅に下回っているものがほとんどです。
このため、使わなくなったゴルフ会員権はむやみに譲渡することより、発行したゴルフ場会社に保証金の返還請求したほうが、はるかに高額となることが見受けられます。
発行後10年または20年以降は無条件に返還、ただし利息は付かないと規定されているのが保証金方式のゴルフ会員権です。
譲渡する前に、会員権の裏面等を読むか発行ゴルフ場に問い合わせてよく確認してから行動しましょう。
2023年03月03日
ゴルフ会員権の譲渡、保証金返還
時価で譲渡せず、返還請求すべき・・?