政府は骨太の方針の中で、基礎的財政収支の2020年度における黒字化という財政健全化目標達成を5年延期した。社会保障費の増大を主な原因として公的債務は増大の一途である。にもかかわらず国民の無関心をいいことに「増税では選挙にならない」とばかりに「経済再生なくして財政健全化なし」として財政支出は限りなく膨張を続けている状況である。
国民は現状や目先の利益にとらわれ、公的債務の増加による将来世代の負担のことまで頭が回らない。公的債務の増加を自分のこととしてとらえられる人は多くはない。全く他人事のように馬耳東風である。しかしながら、日本の財政問題を自分の事としてとらえ、政治家の尻を強力にたたかないと選挙対策の支出に歯止めがかからず、財政問題の解決は先伸ばしになるだけである。
今一度、日本の財政赤字は先進国の中でも突出している状況にあることを日本人ひとりひとりが肝に銘じて行動する必要があると思う今日この頃です。
2018年07月31日
国の財政再建が進まない
財政健全化目標達成時期の相次ぐ延期



