平成20年6月4日に開港した富士山静岡空港の平成22年度一年間の乗降客数は514,567人だったそうです。静岡空港は開港まで20年の歳月を要しましたが、当初(昭和61年)の推計では120万人の乗降客が見込まれるとし、昭和70年(平成7年)には389万人、昭和75年(平成12年)には534万人の乗降客数と推計している。これらの推計に基づいて作られた空港だが、現実にはその10分の1しか乗降客数がいない。リニアが長野県を通過していく10年後(?)、この富士山静岡空港がどうなるのか正念場になりそうだ。
東日本大震災も想定外の津波に襲われたと政府も東電も言っている。しかし、過去の歴史を見ると東北地方は869年、1896年に大地震に見舞われ、その時の津波は今回と同じくらい大きなものだったようだ。いつ、どれくらいの大きな地震・津波が襲ってくるかは予想できなくても、この程度の地震・津波が襲って来ることは十分想定できたという学者(米国人)もいる。いずれにしても、将来のことは誰にもわからないということだけは厳然とした事実であり、予測、推計はあらゆる意見をもった人を集め、慎重に協議することが必要のようだ。
それにしても、浜岡原発は本当に大丈夫なのだろうか?